vol.027革新と伝承、独自スタイルの木版画 【竹中木版五代目摺師 竹中健司 氏】

2017-03-11

第27回目のデザロン・キョウトは、竹中木版五代目摺師で木版作家でもある竹笹堂代表取締役兼クリエイティブ・ディレクター 竹中健司氏をゲストにお迎えしました。独自のスタイルで木版印刷を伝承、普及させてゆく取り組みについてや、海外での活動について。さらには歴史に名のある絵師のあれこれ… には驚きと面白みがたっぷり。多くの事柄に興味津々で前向きな竹中さんのお話はエネルギーに溢れ、笑いの耐えないデザロンとなりました!竹中さん、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

ゲスト
竹中 健司
(竹中木版五代目摺師・有限会社竹笹堂 代表取締役)
開催日時
2017年3月11日
会場

イベントホール La Quoh(ラ・クーオ)

竹中 健司

1891年創業、竹中木版五代目。京都木版画工芸組合副理事長、京都版画出版協同組合理事、文化庁選定「浮世絵木版画彫摺技術保存協会」理事、武蔵野美術大学技術顧問、立命館大学客員協力研究員。職人の木版印刷技術を駆使した作品は、ボストン美術館・ホノルル美術館・フランス国立図書館で所蔵されている。国内外のアーティストとコラボレーション制作やワークショップなど、木版技術の継承と共に新しい試みを意欲的に行う。

2013年、内田喜基氏との共作が世界三大広告賞「ONE SHOW DESIGN (米)」BRONZE PENCIL賞、「D&AD AWARD (英)」IN BOOK賞を受賞。2016年には竹中のおよそ1年間に渡る古木版の復刻プロジェクトを追った関西テレビの番組「ザ・ドキュメント 京の摺師 -パリに渡った浮世絵-」が国際的なABU賞 テレビドキュメンタリー部門 審査委員賞を受賞。著書「京都・竹笹堂のはじめての木版画」(光村推古書院2011年)、監修「竹中木版竹笹堂 紙と暮らす京の一年」(宝島社2014年)。