vol.026課外授業「日本の表装」展覧会観覧ツアー 【装潢師 四代目 岡岩太郎 氏】

2017-01-14

第26回目となるデザロン・キョウトは、昨年末から京都大学総合博物館と京都文化博物館で共同開催されている「日本の表装」展を装潢師 岡岩太郎氏に解説していただきながら観覧&勉強する「課外授業」。

表装とは、修復とは、そして守り伝えて次代へ残すことはどういうことなのかなど、具体的な作品を観覧しながらその時代背景や修復における技術的な事柄まで丁寧に解説していただきました。日本人の独特な感性や時を越えて受け継がれる想いなど、目からウロコのお話も多く、大変貴重な時間となりました。

京都文化博物館
総合展示 日本の表装 〜掛け軸の歴史と装い〜」2017年2月19日まで開催

京都大学総合博物館
特別展 日本の表装 〜紙と絹の文化を支える〜」2017年2月12日まで開催

ゲスト
岡 岩太郎
(装潢師・株式会社岡墨光堂  代表取締役)
開催日時
2017年1月14日
会場

京都大学総合博物館京都文化博物館

岡 岩太郎

1971年 京都生まれ。1894年に創業した岡墨光堂の4代目。日本美術史で修士学位、工学で博士学位を取得し、国宝や重要文化財に指定された書画の修復を生業としている。岡墨光堂では国宝や重要文化財、それに準ずる絵画・書跡文化財の修理を専門としつつ、伝統的な技を活かした表装技術を引き継いで、時には現代美術の表具や額装も手がけている。