
第16回目となるデザロン・キョウトは、ゲストに造園植治 次期十二代 小川 勝章 氏をお迎えしました。庭造りについてはもちろん、庭の自由な見方や感じ方のお話はとても興味深いものでした。そして、庭の世界観から日本の美意識、日本人の根底に流れる侘び寂びの心など、小川氏の庭愛とともに熱く面白く語ってくださいました。
また、庭造りのワークショップに取り組まれるなど多くの人に理解を広げる活動もされており、私たちにとって”お庭”というものを身近に感じることのできる日になりました。
- ゲスト
- 小川 勝章(おがわ・かつあき) 氏
(作庭家 造園 植治 次期十二代) - 開催日時
- 2015年5月30日
- 会場
- 小川 勝章(おがわ・かつあき) 氏
1973年京都に生まれる。生家は宝暦年間より250余年続く造園業「植治(うえじ)」。代々はその屋号の下「小川治兵衞(おがわじへえ)」の名を襲名し、作庭を家業としている。高校入学時より父である11代小川治兵衞に師事し、思春期の多くを庭園掃除にて過ごす。立命館大学法学部を卒業後、造園植治に入社する(現在は株式会社造園植治代表取締役)。
新たな作庭に加え、歴代の手掛けた庭園においても、作庭・修景・維持を続ける。近年では京都岩倉実相院門跡等にて市民参加型の作庭を行い、庭園をより身近な存在とすべく試みる。
1級造園施工管理技士、京都市DO YOU KYOTO? 大使、造園植治次期12代。