Desalon Kyoto（デザロン・キョウト）は、2012年に京都を中心に第一線で活躍するクリエーターと京都で学ぶ学生、若いクリエーターがひとつところに集まり、意見交換、交流をしながら人の輪が広がることを目指にして始まりました。
京都は「点」の町で、縦方向に細く深く人が集まる傾向が強く、東京のように「面」での交流、情報交換など幅の広い交わりが少なく感じています。京都の良いところは、その細く深い繋がりを形成できる土地柄であり、京都に暮らし学び、働くにつれ、町や人との繋がりが濃くなっていくことだと思います。ただ「一見さんお断り」のように誰でもが気軽に参加しにくい空気があり、またそれゆえに守られているものも多くあります。その京都特有の良いところはそのままに、もう少し幅を広げ、例えば大御所と呼ばれる職人や作家と若手デザイナー、学生が交流できる場・機会を提供できればと考えています。また、京都にたくさんある様々なイベント、研究会、グループなど、互いに交わらない輪を絡めて混ぜて、人の交流を活発にすることで狭い町をもっと広げていければと思っています。

2012年7月の第1回の際は、京都の美術大・専門系の学生を中心に15名の参加者で始まりました。同年10月の第2回（ゲスト：りてん堂 村田良平氏）より現在のスタイル（お酒を飲みながらトークイベントをし、食事を楽しみながら交流会をする）が確立し、2017年の第29回（ゲスト：酒田しんご氏）まで、計29回を開催。ゲストは22名、参加人数は述べ1500人を超えます。これまで、各界の第一線で活躍される素晴らしい方々にゲストとしてご参加いただき、またそれ以降も様々なイベントにご参加いただくなど、デザロン・キョウトへのご理解・ご協力を賜りました。ゲストの皆様、またご参加頂きました皆様に、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございます。（これまでのゲストの方々、また過去のイベントの様子もぜひご覧ください）

これからも様々に活躍される方をゲストとしてお招きして話を伺い、また様々なイベント、勉強会などを開催して交流の輪を広げて参りたいと思います。どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。

2017年8月吉日
Desalon Kyoto
八十住 孝
福田 恵子
大衡 秋逸郎