vol.013呼応する心、時間と空間を繋ぐ軌跡 【書家 川尾朋子 氏】

2014-11-15

第13回目のゲストは、書家の川尾朋子氏。自分ににとって「書」とは何か、そもそも「書道」とは何か、それらに対する想いや関わり方をお聞きしました。また日課とされていることや普段の生活の中での気づきなど、書家とはアスリートでもあるのかと思うほど。その姿勢には美しさと強さを感じました。最期は「書」のパフォーマンスもご披露いただき、迫力満点のデザロンとなりました。

ゲスト
川尾 朋子
(書家 Official WEBSITE)
開催日時
2014年7月19日
会場

新風館 SAKURA HOUSE

川尾 朋子

6歳より書を学び、国内外で多数受賞。2004年より祥洲氏に師事し、書の奥深さに更に取り憑かれ、”書に生かされている”ことを強く感じる。古典に向きあう日々の中で、代表作である「呼応」シリーズが生まれる。この作品は、点と点のあいだにある、宙を舞う筆の軌跡に着目したもので、見えないものを想像することをテーマとしている。「呼応」シリーズはNHK大河ドラマ「八重の桜」オープニング映像にも使用された。ライブパフォーマンスやワークショップもこの「呼応」を根底にして行っている。
また、”生活の中にある書”として、阪急嵐山駅の「嵐山」をはじめ、寺院の石碑、新聞、テレビ等、あらゆる媒体に登場する文字や墨表現も、好評を得ている。